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長谷川桜子の「アロマ」ガイド

美しくありたい女性のアロマセラピー

アロマセラピーとは、かんたんに申しますと、「芳香物質を使う療法」です。この芳香物質は、花、木、低木、草といった植物界からとれる物質です。植物の適当な部分(たとえばサンダルウッドの木なら木部、バラなら花びら、レモンなら果皮、ローズマリーの低木ならその葉、ジュニパーの木ならその液果)を、蒸溜という方法で処理しますと、揮発性の芳香物質がえられます。これが精油という液体です。

精油の利用法

精油には多くの使用のしかたがあります。私たちの嗅覚は私たちの情緒に結びついていますが、この嗅覚がアロマセラピーの力を認識するうえで大きな役割を果たします。ここで私たちは、どの精油が抑うつ的な気分を明るく高めるのかとか、あるいは情緒が混乱したときにそれを鎮める精油はどれなのかといったことを発見できます。アロマセラピーは、芳香とマッサージと医学とが入りまじったものなのです。

アロマセラピーは体を守る

自分のまわりを保護してくれる植物の芳香でとりまけば、私たちは空気中の細菌に負けてしまう可能性を阻止することができます。アロマセラピーは、すでに発症した疾患をなおすだけでなく、環境汚染物質、細菌、ウイルスから人間をほんとうによく守ってくれるのです。病気にかかって体が異常に変化するのをじっと待ったりしないで下さい。

予防医学としてのアロマセラピー

私たちには体を守り、病気にたいする抵抗力をつくりあげ、体が不健康にならないようにするための手段があります。私たちはいま、健康革命のはじまりにいて、予防医学はこれからの医学です。そして、アロマセラピーはその重要な療法の一つなのです。

アロマセラピーを学ぶ事

アロマセラピーというものはとても複雑ですが、同時にそれを実践するのはごくやさしいので、どなたでもまず芳香浴からスタートしてアロマセラピーの旅にでることができます。そして、その気がおありなら、それからの生涯をアロマセラピーの研究にとりかかれます。学ぶことはいつも、ますます多くなっていきます。

人を愛する力

自分や自分の家族のちょっとした病気を精油を使用してなおすときには、自信をもつことが大切です。精油類についての知識をもち、直観を働かせることができること。精油を植物のなかに入れてくれた、人を愛する力というものを信じることです。 アロマセラピーは、健康と美容の両面で、代替医学のさまざまなかたちの貴重な補助の手だてとなってくれます。そして、気分よくすごし、美しくなるための、とても実用的で、ほんとうに楽しい方法なのです。